まだ一口馬主の駆け出しの駆け出し、という身の私ではありますが、一口馬主になってショックを受けたことがあります。
それはキャロットクラブで84頭いる2歳馬のうち、2頭が既に引退している、ということです。
他のクラブのことは知りませんが、たぶんどこも似たような状況だと思います。
脚元の弱い仔が(一般的に)いるというのは知ってましたし、未出走のまま引退する馬がいるというのも知識としては知っていましたが、実際に引退の文字を見るとショックでした。
自分が出資した馬が、デビューすらできずに引退することを想像すると、残念どころの話ではないですね。
一口馬主は、多少損してもそこそこ楽しめればよいという人が大半だろうという話は最初の記事でしましたが、デビュー前に引退されては、楽しむことすらできません。
それが5%程度の確率で自分にも襲い掛かってくるという事実。これは恐ろしいですね。
しかも、よほど相馬眼のある人であれば別なのかもしれませんが、そうでない限り、将来の故障なんて見抜けません。
馬主の人がたまに言っている「無事デビューできただけで幸運だ」「無事に走ってきてくれればそれでよい」という言葉の意味が、ようやく実感できた気がします。