天皇賞(春)ですが、一言で言うとグループごとの差がかなり大きいという印象ですね。
まあここは今更述べるまでもないでしょう。
続く第2グループとして、シュヴァルグラン、シャケトラ、アルバート、レインボーラインなど、GIでは力不足だけども重賞であれば勝ち負けになるグループ。
そして第3グループ。ワンアンドオンリー、スピリッツミノル、プロレタリアトなど。えっと、ここオープン特別じゃないよ? と言いたくなるグループ(失礼)。
わりとその境目がはっきりしているので、単勝なら第1グループから手堅くいくか、第2グループから一か八かを狙う。
馬連なら第1グループから第2グループに流し。3連複なら第1・第2グループを中心に、高配当を狙うなら第3グループの誰かを抑える。
みたいな感じでいいと思います。
そして土曜のレースを見ていましたが、京都は内が伸びてましたね。
春天の毎年の傾向からしても、最後方から大外一気、みたいな戦法はまず通用しないと思ったほうが良さそうです。
ゴールドシップみたいに向こう正面で大まくりという荒業をやる馬がいれば(ペースが上がるので)話は別ですが、まあそういうことはまずないでしょう。
で、ここからは滅多に当たらない私の考えです。
今のところ、キタサンブラック=シュヴァルグランの馬連一点で買おうと思ってます。
キタサンブラックが3番に入ったことで、どうシミュレーションしてもキタサンが内に潜ることは止められなさそうです。
しかも逃げるヤマカツライデンが大外に入ったことで、無茶なペースの離し逃げという線もほぼ消えました。そんなペースでスタートから飛ばしたら、第3コーナーで大きく膨れちゃいますからね。と言って1周目の4コーナーからペースを上げるような冒険もせんでしょう。騎手が横山や江田あたりならやりかねないですが、松山ですし、うまくペースをコントロールしてキタサンブラックの1~2馬身前、という状態を保つでしょう。
そうなるとキタサンにとっては楽に2~3番手をキープできます。もしヤマカツライデンが遅すぎるようなら自分が先頭に立ってもいいわけですし。
逆にサトノダイヤモンドは外枠に入ったことで苦しくなりました。
スタート直後に押していかない限りは好位には立てませんし、かと言って2周目の4コーナーまで待っていたら到底間に合いません。
そうすると1周目スタンド前とか向こう正面で押し上げなければいけないわけですが、これはかなり勇気がいります。内にも潜れませんし、一歩間違えればスタミナ不足で玉砕ですからね。
ルメールがどうするかはわかりませんが、1番人気(仮に落ちても2番人気でしょう)の馬をイチかバチかが前提の状態で買うのはちょっと気が引けますね。
逆にシュヴァルグランは、騎手からすると楽な立場です。内側をひたすらキープしていればよく、出遅れでもしない限り、道中で無理に押し上げる必要がないのですから。こういう乗り方は、キタサンやサトノに失点がなければ勝てないけども、それはそれで仕方ない。もともと馬がそういう実力なのですから。もし両頭がしくじるようなら勝ちに行く、という姿勢でいくでしょうし、実際それしかないと思います。
ほかの人気どころでは、シャケトラ。ちょっと迷いましたが、さすがにキャリア6戦目かつGI初挑戦で勝てるほど、古馬GIは甘くないと思います。
まあモーリスの安田記念で似たようなことを言って痛い目をみた記憶はあるのですが、逆にモーリスクラスでないと勝ち切れないということなら無視していいと思います。
1枠1番を引きましたから抑える手はありますが、ただ逆に枠のせいで人気し過ぎてるのでなんとも。
アルバートやレインボーラインはよほど展開が向かないと来れないと思うので軽視。
ほかに不気味なのはゴールドアクターくらいですかね。騎手の意味でも不気味です。
ということで、基本はキタサン=シュヴァルの馬連一点。
もし両馬のいずれかがイレ込んでいるようなら、どっちかの単勝にするか、ゴールドやシャケトラあたりを絡めて買う予定です。